リハビリテーション科
紹介・特色
リハビリとは
障害を持つ方々が住みなれた地域で生き生きと生活することを奨励しその中でQOLの向上を目標とし、機能障害・能力障害・社会的不利の改善を目指します。
紹介
私たちのリハビリ室は病院の6階にあり、見晴らしが良く窓の外からは和泉山脈が良く見ることができ、明るく広々としています。
リハビリ室の雰囲気も和やかでアットホーム(個性的でやかましい?)な感じです。
診療時間としては外来が午前中、一般入院と6階回復期リハビリテーション病棟に関しては午前・午後を通してリハビリテーションを提供しています。
そのほかに糖尿病教室と肝臓病教室で運動療法についてという名目で教室にも参加しています。
理学療法(Physical Therapy:PT)とは
ADL(日常生活動作やQOL(生活の質)のために基本動作の自立及びその人にあった方法を指導し、運動療法により筋力・関節可動域や協調性といった身体能力を改善し、温熱や水・光線などの物理療法により痛みなどを改善します。
作業療法(Occupational Therapy:OT)とは
身体または精神に障害のある者、又はそれが予測されるものに対してその主体的な生活の獲得を図るため、諸機能の回復・維持および開発を促す作業活動を用いて行う治療、訓練、指導および援助をいいます。
言語聴覚療法(Speech Therapy:ST)とは
音声機能、言語機能又は聴覚に障害のあるものについて、その機能の維持向上を図るため、言語訓練・その他の訓練を行います。
またこの為に必要な検査及び助言、指導その他の援助を行います。
リンク
各種療法
- 理学療法
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運動療法とは
運動療法とは、理学療法士が行う治療のひとつで、身体の様々な障害に対して運動を手段として行うことによって、その障害の改善や維持を図るものです。
運動療法は、骨折・脳血管障害・糖尿病など様々な疾患の方々が対象となります。
筋力トレーニング・関節可動域エクササイズ・歩行訓練などが運動療法です。運動療法の効果は筋力が増強したり、関節の動く範囲が増えたりします。物理療法とは
物理療法も理学療法士が行う治療のひとつです。
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ホットパック・パラフィン浴の暖める効果(温熱療法)や低周波などの電気刺激(電気療法)または牽引療法などが物理療法となります。
効果は痛みを和らげたり、血行を改善したりとすることができます。ADLとは
ADLとは日常生活活動のことをいいます。
食事をする動作・トイレをする動作・歩くことや階段昇降などの日常生活で必要な動作はたくさんあります。
骨折や脳血管障害などが起こるとこれからの日常生活に必要な動作が行いにくくなってきます。
その行いにくくなった動作を改善するために、運動療法や物理療法を行って治療していきます。 - 作業療法
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機能的作業療法とは
実際の生活に必要な関節の動きや筋力・感覚機能などを作業活動を通して維持・改善を図るものです。
効果としては、骨折による肩や手の外傷や脳血管障害による手足の麻痺に対して関節可動域エクササイズを行ったり、各作業を用いて筋力増強やバランス能力の向上、指先の細かな動きを獲得できます。日常生活動作訓練とは
食事・更衣・排泄・入浴などの身辺動作や、炊事・洗濯・掃除などの家事動作の獲得を図るものです。
動作が困難である原因を突き止め、それに応じた適切な方法を練習します。
中には利き手の交換や自助具の考案・作成も行います。
ご本人のみでの動作獲得が困難な場合は、ご本人やご家族などに介助指導を行うこともあります。高次脳機能訓練とは
実際の生活に必要な筋力や感覚機能以外に、目に見えない症状。
例えば、物事の記憶力・計算・集中力・注意力・物品の使用方法の把握、言葉の発語などが挙げられます。
このような症状の軽減を目的にパズル・迷路・模写・複写・計算問題などを行うことで、生活動作の獲得を図るものです。
また、残された機能や能力を用いて日常生活を過させるように新しい意識付けを図ることも重要です。心理支持的アプローチとは
身体の障害によって失われてしまいやすい精神の安定や、生活に対する意識の維持・改善を図るものです。
また、今までの生活環境や経験を生かした趣味活動などを見つけたり、再獲得を図るものもあります。
自発的な生活が送れるように心理面に働きかけて不安の軽減や自信付けを行います。住環境整備とは
後遺症が残された方に対して、退院後に実際生活をする場所の環境を検討・アドバイスをしてスムーズに生活が送れるように働きかけます。
例えば玄関やお風呂場・トイレ・階段などの手すりの設置・シャワーチェアや踏み台などの福祉用具の検討や紹介も行います。 - 言語聴覚療法
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言語訓練とは
失語症、構音障害などで、コミュニケーションに問題が生じた方に対し、検査や訓練、助言を行います。
患者様一人一人に応じた訓練を行い、コミュニケーションが取りやすくなるよう援助していきます。
また言語の問題以外に、失行、失認といった高次脳機能障害に対しての訓練も行っています。摂食・嚥下訓練とは
脳血管障害などによって、食べたり、飲み込んだりすることがうまくできなくなった方に対し、飲み込みの訓練や、食べやすい食事内容、食べ方の指導を行います。
また摂食・嚥下訓練では医師の指導のもと、嚥下造影検査(VF)を行うなど、より安全に食事ができるように取り組んでいきます。
スタッフ紹介
セラピスト
理学療法士 | 15名 |
作業療法士 | 4名 |
言語聴覚士 | 3名 |
資格
脳卒中認定理学療法士 |
糖尿病療養指導士 |
呼吸療法認定士 |
心臓リハビリテーション指導士 |
福祉住環境コーディネーター2級 |
腎臓リハビリテーション指導士取得予定 |