放射線科

紹介・特色

平成15年10月の新病院開設を期に、放射線画像のデジタル化を進め、HIS(病院情報システム)、RIS(放射線情報システム)、PACS(医用画像診断システム)を連携させることにより、全ての放射線デジタル画像を電子保管し、長期保存に対応しています。
このシステム導入により、他部署からの各端末にて過去に撮影された画像が参照可能になりました。
また撮影装置は、一般撮影2台、X線CT、X線TV、MRI、骨塩定量装置、マンモグラフィ、血管造影を設け、これらの装置は24時間救急対応を考慮し、救急室と同階の地下1階に設置しています。
これら放射線科の設備は当院だけでなく、地域の医療機関からのご紹介いただく検査も数多くあり、紹介施設の先生方や患者様に“安心と信頼”をえるようスタッフ一同日々頑張っているところです。

院外医療機関からの検査予約

CT、MRI、透視検査などは地域医療連携室で承っております。
医療機関で当院の検査・受診ご希望の場合は地域医療連携室のページをご覧ください。
検査当日には、診療情報提供書を必ず持参させていただくようにお願いします。
患者様個人で検査をご希望の場合は、かかりつけの医療機関にご相談のうえ検査の申し込みをお願いします。

主な業務

検査室見取り図
地下1階MAP
一般撮影

胸部単純撮影をはじめ腹部、骨、関節を行っています。
当院では、一般撮影をCR(Computed Radiography)で撮影しています。
CRにより画像濃度、階調を任意に設定でき、部位別、検査目的別に最適な画像を提供することができます。
また、平成25年9月に立位型・臥位型FPD(Flat Panel Detector)が導入され、X線が出てから画像が得られるまでの時間が格段と短くなり、検査時間が以前より短縮され患者さんの負担も軽減することができます。

胸部単純撮影 基本的に息をすって止めていただきます。
また正面一方向だけでなく、必要に応じて側面そして両斜位を追加した、2方向、4方向の撮影も行うことがあります。
腹部単純撮影 おなかが痛くなったときなどに撮影します。
基本的に息を吐いたところで止めていただきます。
骨・関節の撮影 頭のてっぺんから足の先まで、あらゆる部位の撮影を行っています。
またより詳しく検査するために同じ部位を多方向から撮影したり、力を加えながら撮影する場合があります。
マンモグラフィ撮影 乳房を片方ずつ専用装置で挟んで圧迫した状態で撮影します。
圧迫の際に痛みが伴いますが、痛みの感じ方は個人差があります。
適切に出来るだけ薄く圧迫することでX線の線量を少なくでき、乳房内部の様子が鮮明に写しだすことができます。
  • 一般撮影装置
    一般撮影装置 富士フィルムメディカル社製
    左「FPD CALNEO U」 / 右「FPD CALNEO MT」
  • 一般撮影装置02
    一般撮影装置「CR VELOCITY U」
    富士フィルムメディカル社製
  • マンモグラフィ撮影装置
    マンモグラフィ撮影装置
    「Alpha RT」GE社製
透視検査
食道・胃・腸
透視検査
バリウムと発砲剤(胃を膨らませる薬)とを飲んでいただき、台の上で横を向いたり、うつぶせになったりして検査をいたします。
検査時間は約15分程度で10~15枚位の写真を撮影します。
ふつう前日の夕方から絶食、絶飲になります。
注腸透視検査 大腸の病変を調べる検査です。
肛門側よりバリウムと空気(腸を膨らませる)を注入し、台の上で横を向いたり、うつぶせになったりして検査をいたします。
検査時間は15~30分程度で15枚位の写真を撮影します。
2日前より注腸検査用の食事をしていただき、必要な方は検査前に浣腸をいたします。
気管支ファイバー
大腸ファイバー
内視鏡による検査です。
気管支は口から、大腸は肛門から内視鏡を挿入し、透視による位置確認を行いながら検査を進めていきます。
なお食道・胃の内視鏡は透視が不必要なため、放射線室では行いません。
ERCP 内視鏡による膵臓(膵管)・胆道系の検査です。
口から内視鏡を十二指腸まですすめ、そこから逆行性に造影剤を膵管、総胆管に注入して検査をいたします。
PTCD 何らかの原因で総胆管が詰まった場合、経皮的に肝内胆管に管を入れて、胆汁を外に出してやる処置です。
関節造影
脊髄腔造影
関節内・脊髄腔内に造影剤を入れて撮影します。

X線
X線TV装置「Ultimax-i DREX-UI80」東芝メディカル社製

平成26年1月、Cアーム型FPD搭載装置に更新しました。

血管造影検査

造影剤と血管撮影線装置を使い血管を撮影します。
細い管(カテーテル)を血管内から患部まで持って行き、血管を観察することにより、多くの病気の原因や状態を詳しく知ることができます。
また、血管が原因の病気や、腫瘍の治療にも応用されます。
例えば心筋梗塞や脳梗塞が原因で、細くなったり詰まってしまった血管を拡げて、梗塞の原因を取り除いたり、また腫瘍の治療では患部付近の血管から治療薬を入れたり、腫瘍を栄養している血管を詰まらせて腫瘍にダメージを与えることができます。
済生会和歌山病院では血管専用撮影装置を設置し、担当のスタッフが検査を行っており、緊急時(休日、深夜等)にも対応いたします。
また、平成25年3月にFPD搭載型血管撮影装置に更新しました。

頭部血管造影 出血性病変や梗塞性における血管支配を確定します。
さらにその結果により手術へと進む場合もあります。
手術前の塞栓療法は、非常に血管性に富んだ腫瘍の摘出に於いて手術時の出血をできるだけ減少させ、より安全な手術を可能とします。
腹部血管造影 肝動脈塞栓術(TAE)は肝細胞癌に対する治療法の1つです。
特に塞栓化学療法とし抗癌剤と塞栓物質を同時に動脈内に投与し、これらが相乗的に働けば優れた抗腫瘍効果および予後の改善が期待できます。
腹部各臓器の腫瘍病変に対し腫瘍への栄養血管を確定します。
頭部と同様に手術前の塞栓療法もさまざまな臓器で行われています。
心血管造影 虚血性心疾患の治療法として、バルーンカテーテルによるPCIは、血管内から患部をバルーンによる拡張・ステント留置という方法で、開胸することなく低侵襲に速やかに冠動脈の血行再建が出来るという特徴があります。

血管撮影装置
血管撮影装置「INFINIX Celeve-i INFX-8000V」東芝メディカル社製

CT検査

CT(Computed Tomography)はX線を用い、身体を輪切りに撮影する検査です。
平成19年10月に64列マルチスライスCTが導入され、一度に細かいスライスのデータ収集ができるようになり、造影剤を用いた血管の三次元画像や外傷などによる骨折時に骨折部の三次元画像、また、輪切りだけでなく多断面の画像を構築します。

検査の準備
  • 絶食していただく場合があります(予約時にお知らせします)
  • 金属類ははずしていただきます(検査着に着替えていただく場合があります)
  • 検査の前に造影剤を含んだ水を飲んでいただく場合があります
検査中の注意事項
  • 検査時間は5~30分程度です(検査する部位により変わります)
  • 胸部や腹部を撮影するときには数回息を止めていただきます(10秒程度)
  • 検査の目的により造影剤を使用する場合があります
造影検査後の注意事項
  • 注射の後の止血は十分に行ってください
  • 水分を多く摂取し造影剤を排尿してください
  • 造影剤の副作用と思われる症状が出た場合はすぐに連絡してください

X線
X線CT装置「LightSpeedVCT」GE社製

MRI検査
強い磁気と強い電磁波を使用しますので以下の方は検査ができません。
  • 心臓ペースメーカー(一部除く)、避妊リングを体内に入れている方
  • 外傷や手術で人工関節や脳動脈クリップなど体内にある方(チタン製など非磁性体とはっきりわかっている場合はできることもあります)
  • 刺青をされている方(刺青にコバルト(強磁性体)などを使用しているため)
  • 妊娠中もしくは妊娠している可能性のある方
検査の準備
  • 金属は検査の妨げになりますので、検査前に検査着に着替えていただきます。
  • コンタクトレンズには酸化鉄など金属成分を含んでいるものがあるため、装着したままMRI検査を行うと発熱による角膜や眼球への障害が起こる可能性があるのではずしていただきます。
  • 化粧品(マスカラなど)の中には金属を含んでいるものがあるため、化粧を落としていただくことがあります。
  • 造影剤、電磁波強度の決定に体重が必要です。
    検査前に体重計に乗っていただきますのでご承知おきください。
検査中の注意事項
  • ベッド上で寝ていただきます。受信コイルなどを身体に装着しますので、痛かったりしたら担当者にお申しつけください。
  • 動かないでじっとしていただくことによりよい画像(検査)になります。
  • 検査中は大きな音がしますが、検査のときに出る音ですので心配ありません。

MRI
MRI装置「MAGNETOM Symphony Maestro」SIEMENS社製

骨塩定量検査

骨塩定量検査とは、身体の骨量(骨密度)をX線を利用して測定する検査です。
骨粗しょう症の診断を行います。

検査の準備
  • 当院ではX線を用いた検査を行っていますので、検査前に金属類をはずしていただきます。
検査中の注意事項
  • 椅子に座っていただきます。
  • よりよい画像(検査)になるように左腕を動かさないでじっとしていただきます。
  • 検査時間は2分程度です。

骨塩定量装置
骨塩定量装置「DSC-600EX-V」日立アロカメディカル

症例数
モダリティ  平成27年度   平成26年度   平成25年度 
一般検査 14455
透視検査 620
CT検査 6659
MRI検査 3957
血管撮影 591
 マンモグラフィ  144
骨塩定量 146

スタッフ紹介

診療放射線技師 8名
放射線科クラーク 1名

資格

診療放射線技師 8名
日本放射線技師会員 5名
日本放射線技術学会員 1名
検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師 5名
X線CT認定技師 2名
第一種作業環境測定士 1名
医療情報技師 1名
放射線管理士 1名
Ai認定診療放射線技師 1名
救急撮影認定技師 1名

済生会和歌山病院

  • 〒640-8158 和歌山県和歌山市十二番丁45番地
  • TEL : 073-424-5185
  • FAX : 073-425-6485

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